ライブレポート22/09/17

UFOClubでライブでした。

普段はねあんまりライブレポートなんて書いたりしないんだけど、今回三連休の最初だし、たまにはいいかななんて。今回だけ本当に特別に、書きます。特別です。今回だけです。たぶん。


台風が来ているらしいけど、今日はまだ大丈夫だったみたい。前日に高島からライブハウスの入り時間と、「土曜日は雨だよ」と連絡を受けていて、少し覚悟していたんだけどね。

個人的には、ここ最近調子が良い。やっぱり夏より秋、秋より冬だね。スネアの皮も張り替えたし、スティックも新しいのを手に入れたから、今回はちょっぴり特別な感じ。


何かに真剣になる姿ってのはやっぱり魅力的だよな。時代に逆行しているのはわかっているんだけど、どうしても俺ってば、俺たちってば、EDOMAEってのは、涼しい顔してクールにやるのは性に合っていない。「足し算しかできないバンド」とかいってケラケラ笑ってたりしたけど、引き算して成立するほど俺たちは才能に溢れているとは思えない。残念ながらダイヤの原石じゃないんだよ。というか、ダイヤの原石なんてそうそう居ないだろ。ほとんどみんな、そこら辺の石ころとか貝殻とか集めて集めてボンドでくっつけてみたらなんか綺麗になったねとか、土を捏ねて捏ねて、最終的に味のある壺ができました、みたいなさ。足して足して足して、最後にやっと、ちょっと引くかもしれないって感じだと思うよ。何も手を加えない状態が素晴らしいなんてそんなわけないじゃないですか。


何が言いたかったんだっけ?


そう、真剣になるってことさ。真剣に向き合うってこと。目の前のことに真っ直ぐに、俺たちが面倒見切れるのは目の前のことだけさ。だから、そこに嘘は付いちゃいけない。腕がもげそうになったって、スティックが弾け飛んでも、そうしてやっとできることがある。たぶんそのうち、手は動かなくなるし、スタミナも保たなくなってくる。それは必然なんだけど、そんな時でもその時の100%を出し続けなきゃ。とにかく、胡座をかくのではなくて、常にギリギリのその先へ向かうように演奏するよ。今回もそんな感じ。上手い下手の以前に、目の前に本物として存在したい。今回は今回だけのリアルで、昨日の焼き増しじゃない。今日にしか存在しない唯一無二の瞬間。そして最高の瞬間は、きっと永遠に残り続けると信じたい。


やっぱり夏より秋のほうがいいね。個人的には秋より冬のほうがいい。